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この記事は原作全31巻の内容を含みます。三天戦争編の結末・最終話の展開など、全編のネタバレが含まれます。アニメ勢・未読の方はご注意ください。
東京卍會の初代総長、佐野万次郎——通称マイキー。
「無敵のマイキー」という異名はただの誇張ではない。彼は実際に、原作を通じて何十人もの不良をただの蹴り一撃で叩き伏せてきた。小柄で華奢な体格、普段はどこか抜けた天然ボケのような素顔。それでも戦いの場に立てば、周囲の空気が一変する。
だが、この記事が問うのは「マイキーの強さ」だけではない。「無敵の男が、なぜ闇に堕ちたのか」という問いだ。東京卍會全盛期から、サウザンドウィンターズ編の梵(ヴァルハラ→梵)、そして三天戦争編で最凶の総長として再登場するまで——マイキーは何度も変質した。その変質の理由を、原作を丁寧に追うことで整理する。
武道がタイムリープを繰り返しながら守ろうとした「大切な人」が、なぜ最後に最大の壁として立ちはだかるのか。それを理解するための記事が、このマイキー完全解説だ。
- マイキー(佐野万次郎)の基本プロフィール・身体データ
- 幼少期から東京卍會創設・黒い衝動の発露までの経歴
- 「無敵のマイキー」と呼ばれる戦闘力の正体と主な戦績
- 場地・エマ・ドラケン喪失による人格変質のプロセス
- サウザンドウィンターズ編・三天戦争編での役割
- 最終章における武道との決着とタイムライン別の結末
- ファンが問う「マイキーはなぜ〇〇だったのか」へのQ&A
マイキー(佐野万次郎)とは

佐野万次郎、通称マイキー。東京卍會の初代総長にして、全編を通じて物語の中心軸に君臨し続けるキャラクターだ。身長162cmという小柄な体格、金髪のオールバック、アーモンド型の鋭い瞳。見た目だけを切り取れば、「不良集団のトップ」という印象とはやや乖離があるかもしれない。だがそれが、マイキーという存在の本質的なギャップでもある。
彼が最初に本格的な戦闘を見せる場面——東京卍會vs関東卍會の抗争で放った一撃は、原作でのインパクトとして今も語り継がれている。蹴り一本で数人を吹き飛ばし、「これが東卍の総長か」と読者と登場人物の双方に刻み込まれる瞬間だ。
だが「無敵のマイキー」は物語が進むにつれ、徐々に変質していく。愛する者たちの死、止められなかった喪失の連鎖——それが彼の中に「黒い衝動」を育てた。強さが際立つほど、その崩壊の過程は重く響く。これが東京リベンジャーズというマンガの核心の一つだ。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 本名 | 佐野万次郎 |
| 通称 | マイキー(Mikey) |
| 生年月日 | 8月20日 |
| 星座 | しし座 |
| 血液型 | B型 |
| 身長 | 162cm |
| 体重 | 56kg |
| 所属(東京卍會時代) | 東京卍會 初代総長 |
| 所属(梵時代) | 梵(ヴァルハラ→梵)総長 |
| 所属(三天時代) | 三天 総長 |
| 趣味 | バイク、プラモデル(特にガンダム)、昼寝 |
| 好物 | どら焼き |
| 初登場 | 第1話(花垣武道の回想・記憶)、実際の登場は第4話前後 |
| CV(アニメ) | 林勇 |
リベ太
マイキーってB型・しし座なんだよな。あの自由奔放で俺様な感じ、見事にキャラと合ってる気がする。
リベ子
どら焼きが好きで昼寝が趣味って、意外とのんびりしてるんだ!アニメで見てたイメージとちょっと違う(笑)
リベ太
それが面白いんだよ。普段は抜けてるのに、スイッチ入ると別人みたいになる——そのギャップがマイキーの魅力の核心だ。
幼少期と兄・真一郎、そして喪失の原点
マイキーの人格と、後に顕在化する「黒い衝動」の種を理解するには、幼少期の環境から整理する必要がある。彼には、格闘技師範の祖父・惣次郎のもとで育った兄がいた。佐野真一郎だ。
真一郎は幼いマイキーに格闘技(大道塾空道をベースとした組み手)を教えた師であり、精神的な支柱でもあった。「強くなれ」という言葉を象徴的な台詞として残し、マイキーはその教えを文字通りに体現していく。しかし真一郎は若くして不慮の死を遂げる——詳細は原作で段階的に明かされるが、その喪失がマイキーの中に最初の空洞を刻んだ、という解釈が原作勢の間では広く共有されている。
また、本田ひな子との幼少期のエピソードも重要だ。後の花垣武道の彼女であるひな子とは、幼馴染として繋がっており、マイキー・ドラケン・武道・ひな子という人間関係の原点がここにある。義兄の葛西清宮ナオトとは血のつながりはないが、姉のエマを通じて「家族」としての絆があった。
武道がタイムリープで過去に戻る際、目標の一つはひな子の死を防ぐことだった。だがそれと並行して、マイキーの側にあった喪失の連鎖——場地、エマ、ドラケンの死——が彼を変えていくことも、武道は目撃し続けることになる。いわば、マイキーは武道にとって「守る対象」でありながら「最大の障壁」でもあるという二重の存在として描かれている。
幼少期の主な人間関係
| 人物 | 関係 | マイキーへの影響 |
|---|---|---|
| 佐野真一郎(兄) | 師・精神的支柱 | 格闘技の師匠。幼少期に死亡し、最初の喪失体験となる |
| 佐野エマ(義妹) | 家族(血縁なし) | 守るべき存在として愛していた。後の死がマイキーを大きく変える |
| 龍宮寺堅(ドラケン) | 幼馴染・親友・副総長 | マイキーの「抑止力」として機能。ドラケンの存在がマイキーの暴走を防いでいた |
| 本田ひな子 | 幼馴染 | 幼少期から知る間柄。武道との関係の原点 |
| 佐野惣次郎(祖父) | 格闘技の師(祖父) | 真一郎を通じた格闘の系譜。マイキーの圧倒的な身体能力の基盤 |
リベ太
マイキーの強さの源は真一郎兄ちゃんの教えなんだよ。でもその兄ちゃんを失ったことが、後の「黒い衝動」の最初の引き金になったって考えると——複雑な気持ちになる。
リベ子
ドラケンがいると暴走しないのに、いなくなると一気に壊れていくんだよね……。ドラケンってマイキーにとって本当に大切な存在だったんだ。
東京卍會創設と全盛期——「無敵のマイキー」の実像
中学時代、マイキーはドラケン・場地・三ツ谷・松野・林らとともに東京卍會(東卍)を創設する。最初は小規模な不良グループだったが、マイキーの個人的な戦闘力と「どんな窮地でも仲間を見捨てない」という信念によって急速に拡大していった。
全盛期の東京卍會は関東最強の不良連合として君臨し、関東卍會・横浜天竺・芭流覇羅など、あらゆる組織と対立した。だがその過程で、マイキーは常に「一人でも多くの仲間を守る」という姿勢を崩さなかった。それが彼のカリスマ性の核心だ。
「マイキーについていけば、どんな戦いも勝てる」——東卍のメンバーがそう信じた理由は、純粋な強さだけではない。マイキーが戦場に立つとき、仲間の士気は別次元まで跳ね上がる。それは「無敵のマイキー」という存在そのものが持つ、一種の精神的な波及効果だ。
東京卍會全盛期のおもな出来事(時系列)
| 時期・編 | できごと | マイキーの状態 |
|---|---|---|
| 東京卍會創設期 | ドラケン・場地らと東卍を結成 | 豪快・底抜けに明るい総長。黒い衝動は表面化せず |
| 8.3抗争(関東卍會) | 関東卍會との大抗争。ドラケンが刺される危機 | ドラケンの生死に揺れつつも圧倒的な強さで存在感を示す |
| 場地死亡 | 場地圭介が命を落とす | 最初の大きな喪失。感情を押し殺す様子が描かれる |
| ヴァルハラ編 | ヴァルハラとの全面対決。稀咲が暗躍 | 黒い衝動が一時的に表出。一撃で周囲を制圧する場面 |
| 芭流覇羅・横浜天竺との抗争 | 愛美愛主(Mebius)との絡みも発生 | 外面は強く保つが、内側に闇が蓄積していく |
| エマ死亡・ドラケン死亡 | 義妹エマ、親友ドラケンが相次いで逝く | 「抑止力」を失い、黒い衝動が制御不能に近づく |
リベ太
全盛期のマイキーが見ていて一番「かっこいい」と感じるのは、強さよりも「絶対仲間を見捨てない」っていう信念だよな。
リベ子
だからエマとドラケンが亡くなったあと、マイキーが変わっていくのを見てるのがつらくて……。あの二人の存在がどれだけ大きかったかがわかる。
戦闘力と「無敵のマイキー」の所以
マイキーの戦闘スタイルの根幹は、祖父・惣次郎から真一郎を経由して受け継いだ「大道塾系の空道(実戦空手)」だ。蹴りの破壊力が特に際立っており、素手での対集団戦でも圧倒的な優位を保てる。身長162cmという小柄な体格にも関わらず、蹴りの出力は大柄な相手を一撃で行動不能にするレベルだと原作内で繰り返し描かれている。
「無敵のマイキー」の所以は、戦闘技術の高さだけではない。精神的なプレッシャーを与える存在感——戦場に立つだけで相手の士気を削り、味方を鼓舞する。そのカリスマ性を含めて「無敵」と形容されていると理解するのが正確だろう。
主な戦績(公式設定に基づく)
| 対戦相手 | 場面 | 結果 |
|---|---|---|
| 関東卍會メンバー多数 | 8.3抗争 | 圧勝(単独で制圧) |
| 稀咲(黒幕) | ヴァルハラ編 | 制圧(黒い衝動発動状態) |
| 灰谷竜胆 | 天竺編 | 圧倒(蹴り一撃) |
| 花垣武道(複数タイムライン) | 三天戦争編・最終章 | 「決着」は最終章参照。黒い衝動に支配された状態での対決 |
| 寺野サウス・ワカ | 三天戦争編 | 三天の頂点として完全制圧。詳細は三天戦争編記事参照 |
特筆すべきは、マイキーが本気を出した場面では相手が誰であれ「数秒で決着」がつく点だ。長期戦を強いられる描写がほぼない。これが「無敵」という表現に偽りがない理由の一つだ。
一方で、「黒い衝動」に支配された状態のマイキーは通常とは異なる。感情の制御が失われ、本来の「仲間を守る」という理念が消失する——これは戦闘力の変化ではなく、精神状態の崩壊として描かれている。黒い衝動については次の章で詳述する。
リベ太
マイキーの蹴りは「大道塾系の空道」がベースなんだけど、実際の試合描写を見ると純粋な習得技術というより、天才的な本能戦闘に近いと思う。
リベ子
アニメで見てると、マイキーが本気出した瞬間の静かさが怖いんだよね。叫んだりしない分、余計に重さが伝わってくる。
黒い衝動——喪失が生んだ「もう一人のマイキー」
「黒い衝動」は、作中で明確に定義される概念ではなく、マイキー自身とその周囲の人物が感じ取る「制御不能な暗闇」として描かれる。読者の視点から見ると、それは喪失の蓄積によって表面化していった内的崩壊だ。
最初の引き金は兄・真一郎の死。次に場地の死、そしてエマ(義妹)の死、最後にドラケン(親友・副総長)の死——これらが連鎖したとき、マイキーは「守りたかった全て」を失った状態になる。彼の精神的な支柱がすべて折れた、と言い換えてもいい。
黒い衝動が「発動」すると、マイキーは目の前の全員を制圧するまで止まらない状態になる。原作でそのシーンが描かれるたびに、周囲の人物が「あれはもうマイキーじゃない」という反応を示す点が重要だ。本人もそれを自覚しており、だからこそ周囲への害を恐れて孤立を選ぶ、というのが後半のマイキーの行動原理になる。
「自分のそばにいると不幸になる」——この信念がマイキーを孤独に向かわせ、梵(ヴァルハラの後継勢力)総長として、さらに三天の総長として、「壊すこと」に特化した存在へと変質させていったと整理できる。
詳細な考察については、マイキーの黒い衝動考察記事で別途まとめている。合わせて読んでいただきたい。
リベ太
黒い衝動の怖いところは、マイキー自身が一番それを恐れている点だよな。自分が壊してしまうから離れる——本当は誰より繋がりたいのに。
リベ子
自ら孤立を選んでいったのか……。強い人なのに、一番弱いところで折れちゃったんだね。
サウザンドウィンターズ編——梵(ヴァルハラ後継)の総長として
サウザンドウィンターズ編(原作後半)では、マイキーは梵(バジエン、後に「梵天」として改名される組織)の総長として登場する。ヴァルハラの残党が再結集した組織だが、その内実は「マイキーを頂点に置く最強勢力」として機能している。
この時期のマイキーは、かつての「仲間と共に戦う総長」という像から遠くなっている。彼は孤高を選び、三途春千夜を側近に置きつつも、他者との深い繋がりを避けようとしている。三途との関係については、マイキー×三途の関係性記事で詳しく解説している。
この編で明かされる重要な事実は、マイキーが現在のタイムラインで「最悪の未来」に向かっていることだ。武道はそれを阻止するために過去に戻り続けるが、マイキー自身は「自分がいない方がいい」という認識を持っていることも示唆される。それが三天戦争編での「壁」として機能する伏線になっている。
また、ベンケイ(武藤泰宏)との関係も重要だ。サウザンドウィンターズ編でのベンケイの行動とマイキーとの絡みについては、マイキー×ベンケイの関係性記事を参照してほしい。
リベ太
サウザンドウィンターズ編のマイキーは、ある意味で「諦め」が入ってるよな。強さは変わらないのに、目的を失った強さはどこか虚ろだ。
リベ子
三途がずっとそばにいるのが切ないよね。あの二人の関係ってどんな感じなんだろう?
三天戦争編——最凶の総長として君臨する理由
三天戦争編(アニメ4期・2026年10月放送予定)では、マイキーは「三天(みつごど)」の総長として最大の障壁として立ちはだかる。三天とはサウス・ワカ・ベンケイの三人が核となった組織だが、実質的な頂点にはマイキーがいる構図だ。
なぜマイキーが三天の頂点に収まったのか。それは「黒い衝動に完全に支配されたマイキーを利用したい者たちの思惑」と「孤立を選んだマイキー自身の諦念」が交差した結果だ、という解釈が原作勢の間では有力だ(あくまで考察範疇のため「確定」ではない)。
この時期のマイキーが「最凶」たる理由は、戦闘力以上に「目的」にある。かつては仲間のために戦っていた男が、「もう失うものはない」という虚無を抱えて戦う——その圧力は、武道が最大の窮地を感じるほどのものだ。三天戦争編の全体構造については、三天戦争編ネタバレ解説記事で詳細をまとめている。
また、三天の絆と離別の背景については、三天の絆と決別記事も参照してほしい。サウス・ワカ・ベンケイがどのようにマイキーと関わり、離れていくかという構造が三天戦争編の裏テーマになっている。
リベ太
三天戦争編のマイキーは「守るために戦う」じゃなくて「全て壊す」モードなんだ。武道が正面から向き合おうとするのがまたしんどい展開でさ……。
リベ子
アニメ4期が放送されるのが楽しみでもあり、怖くもある……。どんな決着になるのか、原作を知っていても映像になると違う重さがあるよね。
アニメで見直すなら
アニメ版「東京リベンジャーズ」は全3期(1期・聖夜決戦編・天竺編)が放送済みで、4期「三天戦争編」が2026年10月放送予定だ。マイキーの「全盛期から変質まで」の流れをアニメだけで追うなら、1期から順番に視聴するのが最も整理しやすい。
1期では「無敵のマイキー」の全盛期と場地の死が描かれ、聖夜決戦編でエマ・ドラケン喪失前夜の緊張感が高まる。天竺編では黒い衝動が強く表出する場面が複数ある。この3期分を通すと、マイキーがどのように変質していったかが視覚的に理解しやすい。
Blu-rayや動画配信での視聴を検討しているなら、以下の記事も参考にしてほしい。
リベ太
アニメでマイキーを追うなら1期から全部見るのが絶対おすすめ。場地が死ぬシーンと、ドラケン死亡前後のマイキーの顔の変化を見比べると、変質が一目瞭然だから。
リベ子
私はアニメから入ったんだけど、1期のマイキーが一番輝いて見えた。あの明るさと天然ボケ感、4期でまた少しでも見られたらいいな。
最終章——武道との決着とタイムライン別の結末
東京リベンジャーズの最終章は、複数のタイムラインを経た末の「決着」が描かれる。以下は原作のネタバレを含む要約だ。
最終的に武道がたどり着いたタイムラインでは、マイキーと直接対峙する場面がある。武道がマイキーに手を伸ばし続ける——それは戦闘での決着ではなく、「一人にしない」という意思の表明だ。黒い衝動に完全に飲まれたマイキーが、武道の存在によってわずかに揺れる描写がある。
作品のテーマとして、東京リベンジャーズは「ヒーローは一人の力では救えない」を繰り返し描いてきた。場地の死も、エマの死も、ドラケンの死も、武道一人では防げなかった。だが最終的に「マイキーを孤独から救う」ことには成功する——この帰着が物語の着地点だ。
タイムラインごとの詳細な結末整理は、別記事(黒い衝動考察記事)で対応する予定だ。
各タイムラインでのマイキーの状態まとめ
| タイムライン | マイキーの状態 | 主な結末 |
|---|---|---|
| 初期タイムライン(武道タイムリープ前) | 凶悪な組織のトップ・逮捕済み | 最悪のルート。ひな子死亡・マイキー収監 |
| 東京卍會全盛期(中間タイムライン) | 無敵のマイキー・全盛期 | 場地・エマ・ドラケンの死が変えられない壁として立ちはだかる |
| 梵・三天統治期 | 黒い衝動に支配された総長 | 複数ルートで武道が介入。最終的な決着へ |
| 最終タイムライン(確定ルート) | 武道の介入により孤独から解放される | 「救済」として描かれる着地。詳細はネタバレ注意 |
リベ太
最終的にマイキーが「救われた」形で終わるのは、ずっと付き合ってきた読者への誠実な答えだと思う。それだけ長い物語だったから。
リベ子
武道がずっとマイキーの手を離さなかったから、あの結末があるんだよね。友情ってこういうことだって思った。
マイキーの名言・名シーン TOP5
マイキーは台詞の多いキャラクターではない。だからこそ、彼が発した言葉や見せた場面には重みがある。ファンの間で語り継がれる名言・名シーンを、原作の文脈と合わせて整理する。
名言1:「俺たちに前科はつかない」(序盤)
東卍創設期の台詞で、仲間を守るためなら多少の無茶もいとわないというマイキーの信念が凝縮されている。軽口のように見えて、実際に何度もその言葉通りに行動した。
名言2:「お前にはがっかりしたぜ」→「……うそ」(場地へ)
場地圭介の死に際して交わされたやりとり。原作読者の間で「泣けるシーン」として必ず挙がる場面だ。口では「がっかりした」と言いながら、その目が全てを語っている。場地の死がマイキーの最初の大きな傷になった、と理解させる瞬間だ。
名言3:「俺はただお前に会いたかっただけなんだ」(武道へ・終盤)
終盤のタイムラインで武道に対して語りかける場面。それまで孤立を貫いていたマイキーが、初めて素直な言葉を口にする。黒い衝動に支配された彼の内側に、まだ「人」が残っているという証拠として機能する。
名シーン4: 8.3抗争でのマイキーの制圧
関東卍會との全面抗争で、マイキーが単独で敵の大半を沈める場面。「これが東卍の総長の実力だ」と読者に刻み込まれたシーンであり、作品全体を通じても屈指の爽快感がある。
名シーン5: ドラケン死亡後の沈黙
ドラケンが死亡した後、マイキーが一言も発さずにその場を離れる場面。感情を出さないことで逆に深い絶望が伝わる描写で、この瞬間を境にマイキーの変質が急加速していくことが分かる。
リベ太
「お前にはがっかりしたぜ……うそ」の場地シーンは何回読んでもキツい。マイキーが涙をこらえてるの、こっちまで伝わってくる。
リベ子
「うそ」の一言に全部が詰まってる気がする。アニメでそのシーンを見たとき声優さんの演技も相まって号泣した……。
よくある質問(FAQ)
Q1. マイキーの「黒い衝動」とは何ですか?
公式での定義は明確にされていないが、原作では「制御不能な暗闇・破壊衝動」として描かれている。幼少期からの喪失の蓄積(真一郎・場地・エマ・ドラケンの死)が引き金になっていると考えるのが自然だ。発動するとマイキー自身の意識が「黒く塗りつぶされる」ような描写がある。詳細な考察はこちらの記事で。
Q2. マイキーとドラケンはなぜ幼馴染なのに敵対する時期があったのですか?
タイムラインによっては敵対状態になる場合があるが、多くのルートでは「ドラケンが死亡する」ことでその関係性が問われる構造になっている。基本的に二人は相棒関係であり、敵対というより「マイキーの暴走をドラケンが止める」という役割分担だ。ドラケンがいなくなった後のマイキーの行動が物語の核心をなしている。
Q3. マイキーの身長が162cmなのに、なぜあれほど強いのですか?
作中での説明によれば、祖父・惣次郎から兄・真一郎を経て受け継いだ格闘技の技術が土台にある。蹴りの出力・スピード・体重移動の精度が突出しており、体格差を技術と本能で補っていると解釈できる。作品内では「体格より技術と精神力」というテーマが繰り返し描かれている。
Q4. マイキーは最終的に死にますか?
ネタバレになるため詳細は控えるが、最終タイムラインでマイキーは「救済」という形で物語を終える。「死亡」という結末ではない。ただしタイムラインによって状況が異なるため、「何巻のどのタイムラインでの話か」を確認することが重要だ。
Q5. マイキーと三途春千夜の関係はどんなものですか?
サウザンドウィンターズ編以降、三途はマイキーの最も近くに位置する人物として描かれる。ただしその関係性は「友情」というより「忠誠と執着が入り混じった複雑なもの」に近い、というのがファンの間での共通認識だ。詳しくはマイキー×三途の関係記事を参照。
Q6. マイキーのどら焼き好き・ガンプラ好きはいつ描かれていますか?
主に東京卍會全盛期のコミカルな場面で描かれる。緊張感のある抗争シーンの合間に挟まれるオフシーンで、マイキーの「素の顔」を見せる重要な描写だ。アニメ1期にもこの描写があるため、アニメ勢にも馴染み深いエピソードだ。
Q7. マイキーは何巻から登場しますか?
1巻(第1話)の時点で武道の記憶・過去の映像として登場する。物語の現在軸での実際の登場は1〜2巻にかけて。全盛期の姿は概ね1〜10巻前後で見られ、変質が進む様子は10巻以降に本格化する。全31巻を通じて、全編で存在感を持つ主要人物だ。
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まとめ
佐野万次郎——この記事を通じて浮かび上がるのは、「無敵の総長」という肩書きの裏に、誰よりも多くのものを失った男の姿だ。
兄・真一郎から受け継いだ格闘技の技術と精神、場地・エマ・ドラケンという支柱の喪失、黒い衝動の発露と孤立の選択——全てはひとつながりの流れだった。「なぜマイキーは堕ちたのか」という問いに対する答えは、「強いから孤独になった」ではなく「大切なものを全て失ったから、残るものすら壊したかった」という方が正確に近い、と整理できる。
東京リベンジャーズという作品が問い続けるのは、「一人では変えられない運命を、それでも諦めない」という意志の話だ。そしてマイキーは、その問いの中心に最後まで立ち続けた。
彼のさらなる深掘りを望むなら、黒い衝動考察記事や三天戦争編解説も合わせて読んでほしい。
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