本ページにはプロモーション(広告)が含まれています
この記事はドラケンの死刑囚化や各タイムラインの生死など、原作終盤・関東事変以降の結末(最終回278話の内容を含む)に触れます。アニメ勢の方はご注意ください。
東京卍リベンジャーズのドラケンは、八・三抗争を武道の介入で生き延びた後の未来で死刑囚となって再登場する。ドラケンが死刑囚となって刑務所に入っていた理由、稀咲鉄太への恨みを募らせていた原因を徹底解析する。
結論から先に示そう。ドラケンが死刑囚となった直接の原因は、高層マンションの一室で複数人——コマで確認できる範囲で三人——の命を奪った事件だ。そして描写を繋ぐ限り、その引き金は関東事変で佐野エマを喪ったことへの報復だった可能性が高く、事件の裏には一貫して稀咲鉄太の影がちらつく。
本記事では、この「なぜ」の核心に加えて、検索で多い「誰を殺したのか」「逮捕から死刑判決までに何があったのか」「収監先は刑務所なのか」という疑問にも一つずつ正面から答える。どの世界線の出来事なのかという前提から、他のタイムラインとの比較、最終回でドラケンが辿り着いた場所まで——原作で確認できる事実と推測の線引きを明示しながら整理していく。
- ドラケンが死刑囚になった理由と、事件を設計したとみられる人物
- 死刑囚ドラケンが描かれるのはどの世界線か(八・三抗争後の未来)
- 「誰を殺したのか」——描写で確認できる範囲と未確定の境界
- 逮捕から死刑判決までの経緯と、収監先が刑務所ではなく拘置所である理由
- 他のタイムラインとの比較と、最終回(278話)でのドラケンの結末
ドラケンはなぜ刑務所に?死刑囚となった理由

未来で巨悪化した東卍を変えるため、花垣武道は武蔵祭りの八・三抗争で命を落とすはずだったドラケンを救出する。マイキーの側にドラケンがいれば東卍の巨悪化を防げるかと思われたが、12年後の未来ではドラケンは死刑囚となって刑務所に入ってしまっていた。
エマ喪失による復讐
ドラケンが死刑囚となった理由について、本人の口からは明確に語られることがなかった。しかし、作中の回想シーン(35話)では高層マンションの一室でドラケンが三人の命を奪った描写があり、この出来事が原因で死刑囚になったと考えられる。
ドラケンがなぜ三人を手にかけたのか、その理由は関東事変でのエマ喪失の出来事を考慮すると明らかだろう。
黒幕は稀咲鉄太
稀咲鉄太の目的は日本一の不良となって橘日向と結ばれることだった。そのためにマイキーという最高の媒体をトップに据え、自分がNo.2として実権を握る東卍の在り方を考えた。
稀咲の理想を実現するためには、マイキーの大切なもの全てを奪って真っ白にすると同時に、マイキーの心の支えとなる存在を排除することが必要となる。そのための究極の一手がエマ喪失であり、この結果としてドラケンは死刑囚となり、マイキーはエマとドラケンという心の支え二人を一気に失うこととなった。
ドラケンは稀咲が黒幕だといつ知ったのか
マンションの一室で凶行に及んだ際、稀咲もその場にいたにも関わらずドラケンは名前を呼ぶだけで危害を加えていない。そのため、この時の二人の関係性としては稀咲鉄太がエマ襲撃犯の情報をドラケンに教え、二人で乗り込んだのだろうと考えられる。
犯行に及んだ後、稀咲はドラケンの方に手を当て「お疲れ様」と声をかけるが、この一言はあまりに違和感がある。そして、その違和感を契機として収監されたドラケンは考えに考えを重ね、稀咲鉄太の本当の目的と黒幕であることに辿り着いたのではないかと思われる。
リベ太
死刑囚になった直接の原因はマンションの事件。でも根っこにはエマの死と、それを設計した稀咲の影があるんだぜ
リベ子
命は救われたのに、大切な人を奪われて自分も壊れちゃうなんて…。「お疲れ様」の一言、思い返すほど怖いよ
📺 ドラケンの生き様を、アニメの映像で
文字で経緯を追うと、どうしても”あの場面”が見たくなる。ドラケンの不器用な優しさも、稀咲との因縁も、アニメなら表情と声で迫ってくる。アニメ1〜3期はDMM TVで全話見放題・14日間の無料体験つき。死刑囚ルートに至る物語を、もう一度この目で確かめてほしい。
死刑囚ドラケンはどの世界線か——時系列で整理する

ここから先は、前半の解説を土台にもう一歩踏み込む。最初に固めておきたいのは、死刑囚ドラケンが「どの世界線の12年後なのか」という前提だ。東京リベンジャーズはタイムリープで未来が何度も書き換わる物語である以上、ここを取り違えると生死や立場の情報は一気に混線する。
結論から言えば、死刑囚として収監されたドラケンが描かれるのは、武道が武蔵祭りの八・三抗争でドラケンを救出した後に帰還した、12年後の未来だ。命を救うことには成功した。だが、命を救うことと未来を救うことは別問題だった——この世界線が突きつけたのは、その残酷な事実である。
この世界線で起きた出来事を、武道が見た順ではなく「世界線の中で時間が流れた順」に並べ直すと、次のようになる。
| 順序 | 出来事 | 補足 |
|---|---|---|
| 1 | 武蔵祭りの八・三抗争 | 本来ドラケンが命を落とすはずだった夜。武道の介入で生還 |
| 2 | 関東事変でのエマ喪失 | この世界線の過去で発生。ドラケン転落の起点 |
| 3 | 高層マンションでの凶行 | ドラケンが三人の命を奪う。現場には稀咲鉄太の姿も |
| 4 | 逮捕・収監・死刑判決 | 裁判の経過は描かれず、判決までの期間は未確定 |
| 5 | 12年後の未来 | 死刑囚となったドラケンと武道が再会する |
武道の体感では救出の直後でも、世界線の側では12年分の歳月が流れ、エマ喪失、凶行、収監という出来事が既に積み重なっている。なお、凶行から死刑判決までにどれだけの時間があったかは作中で明示されておらず、未確定であることは添えておきたい。
そして12年後。武道と向き合ったドラケンが抱え込んでいたのは、稀咲鉄太への底知れない恨みだった。八・三抗争を生き延びたはずの男が、独房で執行の日を待つだけの存在になっている——この落差こそ、「過去を一つ変えるだけでは足りない」という現実を武道に突きつけた最初の警鐘である。世界線ごとのドラケンの未来はドラケンの12年後を全タイムラインで整理した記事で網羅しているので、全体像を掴みたい読者はそちらも併せて読んでほしい。
リベ太
死刑囚ドラケンが出てくるのは、八・三抗争で命を救った直後に武道が戻った未来なんだぜ。助けたはずの男が、独房にいたんだ
リベ子
えっ、せっかく助かったのに…。過去を一つ直しただけじゃ、未来は全部良くならないんだね
リベ太
ああ。歪みは別の場所から噴き出す。この面会が「何度でも過去に跳ぶ」物語の原動力になっていくんだぜ
ドラケンは誰を殺したのか——描写で確認できる範囲と未確定の境界

「ドラケン 誰を殺した」という検索が絶えないのは、原作がこの事件の被害者をあえて明かしていないからだ。まずは、描写として確認できる事実と、未確定のまま残されている部分を仕分けするところから始めたい。
確認できるのは次の三点である。第一に、現場は高層マンションの一室であること。第二に、ドラケンが命を奪った相手は複数人であり、コマで確認できる範囲では少なくとも三人が倒れていること。第三に、その場に稀咲鉄太が立ち会い、犯行後のドラケンに「お疲れ様」と声をかけたことだ。この回想シーン(35話)は、八・三抗争後の未来パートで提示され、読者に強烈な違和感を残した。
| 論点 | 描写で確認できること | 未確定・推測の領域 |
|---|---|---|
| 被害者 | コマで確認できる範囲で三人が倒れている | 氏名・素性は最後まで明かされない(それ以上いた可能性も否定できない) |
| 凶器・手段 | 明確な描写なし | 拳銃か刃物かも含め手段は特定できない |
| 動機 | 19巻168話で武道が「エマの仇討ち」と推論 | ドラケン本人の口から動機が語られる場面はない |
| 稀咲の役割 | 現場に同席し、犯行後に「お疲れ様」と声をかける | 標的の情報提供・指示の有無は状況からの推測 |
では、被害者は何者だったのか。最も有力なのは「この世界線の過去で起きたエマ襲撃に関与したとされる人間」という読みだ。根拠は19巻168話にある。武道はこの世界線の顛末を振り返りながら、エマを喪ったドラケンが仇討ちのために人を殺め、死刑囚になったのだと推論する。つまり「誰を殺したのか」に対する作中唯一の手がかりは、ドラケン本人の証言ではなく、武道の推論という形で提示されているのである。あえて断定を避けたこの描き方こそ、事件を「稀咲の設計」として読ませるために作品が残した余白だったのではないか。
もう一つ、混同されやすい論点を切り分けておく。「エマを直接手にかけた犯人」と「ドラケンが討った相手」は、同一とは限らない。武道が実際に体験した関東事変編の過去では、エマは半間の運転するバイクの後部に乗った稀咲鉄太が振るった金属バットによって命を落としている(17巻147〜148話)。実行犯は稀咲本人だった。一方、死刑囚ドラケンの世界線でエマがどのように襲われたのかは直接描かれておらず、ドラケンが手にかけた三人とエマ殺害の実行関係は未確定のままだ。仮にこの世界線でも稀咲が実行犯、あるいは設計者だったとすれば——ドラケンは本当の仇を目の前にしながら、稀咲の差し出した「身代わりの標的」を討たされたことになる。この仮説の不気味さは、次章で整理する事件の構図に直結する。
なお、作品全体で「誰が・いつ・どの時間軸で」命を落とすのかを俯瞰したい読者には、死亡キャラ完全リストの記事がタイムライン別の全体地図として役に立つはずだ。
リベ太
被害者の素性は最後まで明かされない。「エマの仇討ち」ってのも、実は168話で武道が組み立てた推論なんだぜ
リベ子
ドラケン本人は理由を語っていないんだね…。描かれない部分が多いからこそ、稀咲の設計っていう読みが際立つんだ
収監に至った事件の構図——現場にいた人物と稀咲の影

次に、ドラケンを死刑囚に変えた事件そのものを解剖する。前半で見た通り、舞台は高層マンションの一室。ドラケンが三人の命を奪い、その場には稀咲鉄太の姿もあった。登場人物は少ない。だが一人ずつ立ち位置を確かめていくと、この事件の「設計者」が誰だったのかが浮かび上がってくる。
まず実行者であるドラケン。引き金になったのは、関東事変でのエマ喪失だったと考えられる。エマ——佐野エマはマイキーの妹であり、ドラケンに想いを寄せていた少女だ。その存在を理不尽に奪われた男が、襲撃に関与したとされる人間を前にして自分を抑えられなかったとしても、心情の流れとして不自然さはない。二人の関係はエマとドラケンの軌跡を解析した記事で深掘りしている。
次に、命を奪われた三人。素性が作中で細かく語られることはなく、「エマ襲撃に関与したとされる人物」以上の情報は未確定のままだ。ただ、ここが事件の急所でもある。ドラケンは「誰を討つべきか」という情報を、自力で突き止めたのではなく、他者から受け取ったとみられるのだ。
その他者が稀咲鉄太である。現場に居合わせながら無傷で、ドラケンから敵意を向けられた形跡もない。襲撃犯の情報を持ち込み、報復の場に同行した協力者——表向きはそう見える立ち位置だ。だが犯行後に掛けられた「お疲れ様」の一言は、ねぎらいの体裁を取りながら、予定されていた仕事の完了を確認するような響きを帯びている。
最後に視点を裏返す。この事件で最も得をしたのは誰か。エマ喪失とドラケン収監によって、マイキーは心の支えを二人同時に失った。マイキーの大切なものを奪って真っ白にする——前半で整理した稀咲の設計図に、これほど都合よく噛み合う結果はない。ドラケンにとっての報復が、稀咲にとっては仕上げの一手として機能した可能性が高い、と読む根拠はここにある。日本一の不良を目指したこの男の狙いの全体像は稀咲鉄太の解説記事でも整理している。
リベ太
現場にいたのはドラケンと稀咲。なのに稀咲は無傷で、最後に「お疲れ様」だ。この一言で事件の見え方が全部変わるんだぜ
リベ子
ねぎらいというより、仕事の完了報告みたいで怖いよ…。エマちゃんの件で一番得をした人を考えると、ゾッとするね
ドラケンの逮捕から死刑判決まで——描かれた経緯と残された空白

「ドラケン 逮捕」と検索する読者が知りたいのは、あの男がどうやって捕まり、なぜ極刑にまで至ったのかという経緯だろう。先に結論を言えば、逮捕の瞬間も、取り調べも、裁判も、原作は一切描いていない。読者に提示されたのは「犯行現場の回想」と「死刑囚として収監された12年後の姿」という始点と終点だけであり、その間は空白のまま残されている。だからこそ、どこまでが描写でどこからが推測なのかを、段階ごとに置いておきたい。
| 段階 | 作中の扱い | 状態 |
|---|---|---|
| ① 犯行 | 高層マンションでの凶行が回想で描かれる(35話) | 描写あり |
| ② 逮捕・取り調べ | 逮捕の瞬間も経緯も一切描かれない | 空白(未確定) |
| ③ 裁判・死刑判決 | 公判の過程・判決理由は描かれない | 空白(未確定) |
| ④ 収監 | 死刑囚として面会に応じる姿が描かれる(5巻・未来パート) | 描写あり |
| ⑤ 執行 | 描かれないまま世界線ごと上書きされる | 未確定 |
まず「なぜ死刑なのか」。作中に判決理由の説明はないが、コマで確認できるだけでも三人の命が奪われた事件である。現実の日本の量刑判断でも、複数人の生命を奪った事件は極刑が視野に入るとされており、死刑判決という結末は描写と矛盾しない。加えて、逃走や証拠隠滅の形跡が描かれていないことから、ドラケンは犯行を隠さず、罪をそのまま引き受けたのではないかという読み方もファンの間では根強い。自首したのか現場で確保されたのかすら描かれていない以上これは人物像からの推測に過ぎないが、「自分の行いから逃げない」という龍宮寺堅の生き方とは確かに整合する。
もう一つ、見落とされがちな論点がある。犯行の時期だ。エマの喪失はこの世界線の過去——武道たちが中学生だった時代の出来事だが、ドラケンの凶行がその直後だったのか、年月を経てからだったのかは明示されていない。ただし現実の制度では、犯行時18歳未満の少年に死刑判決が下されることはない。「死刑囚」という結末そのものが、事件は成人後に起きたと読むための間接的な手がかりになっているのだ。だとすればドラケンは、エマを喪ってから何年も恨みを手放せないまま生き、大人になってから引き金となる情報——おそらく稀咲が持ち込んだそれ——を受け取ってしまったことになる。喪失の直後に激情で走ったのではなく、長い時間をかけて煮詰まった末の凶行。そう読むと、この事件の重さは一段と増す。
そして最大の皮肉は、この事件で法に裁かれたのが実行者のドラケンだけだという点である。現場に居合わせ、標的の情報を握っていたとみられる稀咲鉄太が罪に問われた様子は描かれていない。拳を振るった男が死刑台へ向かい、設計したとみられる男が娑婆で「お疲れ様」と笑う——この非対称こそ、八・三抗争後の世界線が抱えた歪みの正体だ。ドラケンという男がどう育ち、なぜ他人のために拳を振るう人間になったのかは、ドラケンの生い立ちを整理した記事で掘り下げている。
リベ太
逮捕も裁判も原作は描いてない。確かなのは犯行の回想と、死刑囚っていう結果だけ。間は全部、行間なんだぜ
リベ子
本当の設計者は裁かれていないのに、ドラケンだけが死刑台へ向かうなんて…。その非対称がいちばん怖いよ
リベ太
現実の制度だと犯行時18歳未満に死刑はない。「死刑囚」って結末自体が、事件は大人になってからだと示唆してるんだ
死刑囚ドラケンがいるのは刑務所?拘置所?——武道との面会シーンを整理

「ドラケン 刑務所」と検索されることが多いが、厳密に言えば死刑囚が収容されるのは刑務所ではなく拘置所だ。現実の日本の制度では、懲役刑の受刑者が労役に服する刑務所と異なり、死刑が確定した者は執行の日まで拘置所に収容される。作中でドラケンと武道が向き合った面会も、この「執行を待つ男」という文脈で描かれている。検索語や本記事のタイトルでは便宜上「刑務所」「収監」と呼んでいるものの、ドラケンの置かれた状況は「服役中」ではなく「執行待ち」——ここを押さえると、あの面会シーンの重さは一段深く見えてくる。
面会に至る流れはこうだ。八・三抗争後の未来に帰還した武道は、この世界線のドラケンが生きていること、ただし死刑囚として収監されていることを知る。所在を調べ上げたのはヒナの弟で刑事の橘直人(ナオト)であり、武道はナオトに連れられて面会に赴く。武道にとっては、命を救ったはずの男との、あまりに残酷な形での再会だった。
そこで武道が目にしたのは、かつて東卍の頂点近くでマイキーを支えた男の面影と、その奥に澱のように沈殿した憎悪である。ドラケンは事件の経緯を自分から語ろうとはしない。ただ、稀咲鉄太だけは決して許さないという趣旨の憎しみを、静かに、しかしはっきりと武道に残す。12年という歳月を独房で過ごした男が辿り着いたのが「後悔」ではなく「稀咲への確信」だったこと——それがこの面会シーンの最も恐ろしい点だ。
そしてこの面会は、物語装置としても決定的な役割を果たしている。未来のドラケンが残した憎悪は、武道にとって「過去で警戒すべき人物は稀咲である」と指し示す羅針盤になった。救えたはずの命が独房で執行を待っている——その現実が、「一度の改変では未来は救えない」「歪みの根を断たなければ悲劇は形を変えて繰り返される」という、この物語の基本原理を武道に叩き込んだのである。この面会がなければ、以後の武道が稀咲鉄太という男を軸に過去へ挑む展開はなかっただろう。
なお、この拘置所のドラケンがその後どうなったのか——執行されたのか否か——は、描かれないまま歴史そのものが上書きされた。武道が再び過去に跳び世界線が書き換わったことで、「死刑囚ドラケン」という未来は確定した結末ではなくなったのだ。中学時代のドラケンが暮らした風変わりな住まいと育ちの環境はドラケンの家の登場話を整理した記事で触れているが、あの自由な空間で育った男の終着点の一つが独房だったという対比も、この世界線の残酷さを物語っている。
リベ太
死刑が確定した人間は刑務所じゃなく拘置所に収容される。ドラケンは服役中じゃなくて「執行待ち」だったんだぜ
リベ子
そう聞くと面会シーンの見え方が変わるね…。武道くんは、期限付きの命と向き合ってたんだ
死刑囚の未来は分岐の一つ——他の世界線のドラケンと比べる

死刑囚という結末は、ドラケンに用意された唯一の未来ではない。タイムリープが生んだ各世界線では、同じ男がまるで異なる12年後を迎えている。並べて比べると、この死刑囚ルートが物語のどこに位置するのかが見えてくる。
| 世界線 | 12年後のドラケン | 分岐の鍵 |
|---|---|---|
| 元の世界線 | 八・三抗争で死亡。「12年後」が存在しない | 武道の介入がなかった |
| 八・三抗争後(本記事) | 死刑囚として収監 | 生還の先で起きたエマ喪失と凶行 |
| 聖夜決戦後 | マイキー自身の手にかかり死亡 | 黒い衝動に呑まれたマイキー |
| 関東事変後 | バイクショップ「D&D MOTORS」を経営 | 最も穏やかな分岐 |
| 三天戦争編(武道が経験した世界線) | 武道と千咒を庇い被弾し死亡(223話・葬儀は234話) | マイキー救出をめぐる最後の抗争 |
| 最終世界線(最終回278話) | 生存。武道とヒナの結婚式に姿がある | 武道とマイキー、最後のタイムリープ |
注目したいのは、死刑囚の世界線が「最悪」ですらないという点だ。聖夜決戦後の世界線では、黒い衝動に呑まれたマイキー自身の手でドラケンが命を落とす、さらに苛烈な分岐が描かれる。各時間軸の生死の全体像はドラケンの生死を全タイムラインで整理した記事で確認できる。
一方で、救いのある未来も確かに存在する。関東事変後の世界線で描かれたのは、イヌピー(乾青宗)と共にバイクショップ「D&D MOTORS」を切り盛りするドラケンだ。独房で執行を待つ男と、油の匂いの中で工具を握る男。同じ人間に用意された、両極の12年後である。店の成り立ちや名前の由来はD&D MOTORSの謎に迫った記事で掘り下げている。
こうして並べると、一つの構造が浮かび上がる。ドラケンの12年後は、その世界線のマイキーと東卍がどれだけ健全かを映す鏡なのだ。死刑囚という結末は、ドラケン個人の罪である以前に、「エマを守れず、マイキーの隣に立てなかった世界」の症状だったと言っていい。
梵天の世界線と三天戦争編——D&D MOTORSの先にあった死
補足しておきたいのは、最も穏やかに見えた関東事変後の世界線の「その後」だ。この時間軸は、ドラケンがイヌピーとバイクショップを営む一方で、マイキーだけが闇に堕ち、犯罪組織・梵天を率いる未来でもあった。幸福の輪の外に王だけが残された構図である。梵天の顔ぶれと成り立ちは梵天幹部の完全解説記事に整理しているが、重要なのは、武道がマイキーを見捨てられずに再び過去へ跳んだ結果、この幸福な12年後すら上書きの対象になったという点だ。
そして武道が経験し直した過去——三天戦争編で、ドラケンは武道と千咒を庇って銃弾に倒れ、223話で命を落とす。234話では葬儀まで描かれ、この世界線における死は確定的なものとして刻まれた。死刑囚の未来を回避したはずの男が、別の世界線では仲間を守るために命を使う。振れ幅の激しさの中で、自分より他人を優先するという龍宮寺堅の本質だけは、最後まで一度もぶれなかった。
最終世界線のドラケン——独房ではなく、結婚式の輪の中に
物語の最終到達点である最終回(278話)の現代では、武道とヒナの結婚式が描かれ、その輪の中にドラケンの姿がある。かつての世界線で失われたエマも生きており、後日談的な描写では、レーサーとなったマイキーのチームを支える整備士として生きる姿も明かされた。執行の日を待つだけだった男が最後に辿り着いたのは、仲間の門出を祝う側の席だった——タイムリープをめぐる長い物語は、ドラケンに関する限り、確かな救いで幕を閉じている。
こうして死刑囚の世界線から最終世界線までを並べたとき、あの拘置所の面会シーンは「回避された最悪の一つ」として、物語全体の到達点を測る基準になる。武道が書き換え続けた歴史の出発点に、あの独房のドラケンがいたのだ。
リベ太
同じドラケンでも、世界線が違えば死刑囚にもバイク屋の店主にもなる。関東事変後はイヌピーとD&D MOTORSを回してるんだぜ
リベ子
振れ幅がすごすぎるよ…。ドラケンの未来って、マイキーの心の状態を映す鏡みたいになってるんだね
よくある質問

Q. ドラケンはなぜ死刑囚になった?
高層マンションの一室で三人の命を奪った事件が原因と考えられる。本人の口から経緯が語られることはなかったが、作中の描写から、関東事変でエマを失った報復だったと読むのが自然だ。複数人の命に関わる事件である以上、死刑判決という結果とも矛盾しない。
Q. 死刑囚のドラケンが登場するのはどの世界線?
武道が八・三抗争でドラケンを救出した後に帰還した、12年後の未来だ。命は助かったものの、その世界線の歳月の中でエマ喪失と凶行が起きており、武道が再会したとき、ドラケンは既に死刑囚として収監されていた。
Q. ドラケンが手にかけた三人は何者?
エマの襲撃に関与したとされる人物だが、素性や背景が作中で詳しく語られることはなく、未確定のままだ。確かなのは、その情報がドラケン自身ではなく、稀咲鉄太から持ち込まれたとみられる点である。
Q. ドラケンは稀咲鉄太が黒幕だと気づいていた?
凶行の時点では気づいていなかったとみられる。現場で稀咲に敵意を向けた描写がないからだ。収監後、「お疲れ様」という一言の違和感を反芻するうちに本当の構図へ辿り着いた——そう読むのが自然だが、これは描写から組み立てた推測であり、断定はできない。
Q. ドラケンが死刑囚にならない未来はある?
ある。関東事変後の世界線では、ドラケンはイヌピーと共にバイクショップ「D&D MOTORS」を営む穏やかな12年後を迎えている。死刑囚の未来は、タイムリープが生んだ分岐の一つに過ぎない。
Q. ドラケンが死刑囚として登場するのは何巻・何話?
死刑囚となったドラケンが描かれるのは、単行本5巻の未来パート(八・三抗争後の世界線)だ。犯行現場の回想は35話で提示され、その背景が「エマの仇討ちだったのではないか」と武道の推論の形で整理されるのは19巻168話である。
Q. ドラケンの死刑は執行された?
執行の場面は描かれていない。武道が再び過去に跳んで歴史が書き換わったため、「死刑囚ドラケン」の世界線そのものが上書きされ、執行されたか否かは未確定のまま物語から消えた。
Q. 最終回のドラケンはどうなった?
最終回(278話)の現代では、武道とヒナの結婚式にドラケンの姿があり、エマも生きている。死刑囚の未来は完全に回避され、後日談的な描写ではレーサーとなったマイキーのチームを支える整備士として描かれた。
アニメ・原作でもう一度楽しむなら

ここまで振り返った物語は、アニメや原作で改めて追うと新しい発見がある。配信サービスの最新状況と、原作をお得に読む方法は下記ガイドに整理している。
バンプレスト 東京リベンジャーズ 龍宮寺堅 フィギュア ゴールド

